2018年05月22日 現在

取扱数量 (本茶のみ)

  • 県内茶
    1,135,471.7
    kg
  • 県外茶
    456,747.5
    kg
  • 合計
    1,592,219.2
    kg

取扱数量 (全て)

  • 県内茶
    1,249,067.5
    kg
  • 県外茶
    622,751.0
    kg
  • 合計
    1,871,818.5
    kg
本日の一言
 本年の一番茶は1、2月の低温・少雨が続いた為、平年より生育が遅いと思われましたが、2月下旬から気温が上がり適度な降雨もあり、桜も3月20日過ぎには満開となり、急速に芽伸びが進みました。
県外産茶は3月下旬に鹿児島の種子島、4月3日には南薩と異例の遅れとなった昨年に比べ2週間程度早く開始されました。
 県内産は4月9日に県西部の豊田町から始まり、各地とも昨年と比べ10日程早く摘採が開始され、4月18日の弊社初取引には、昨年の7倍となる12,000キロを越える上場となりました。その後も天候に恵まれ、早場所の終盤と遅場所の盛期が重なった5月1日頃にピークを迎えました。
 生産量は価格の下落が早かった為に、ドリンク原料需要に合わせ生産を量産体制に切り替えた西部、東部地区は増産となったようです。中西部を中心とした山間地区は、4月9日の霜害の影響を受け、その後の園地の回復も遅く、約10~20%の減産となったようです。
 流通面では新茶商戦に茶が無かった昨年とは打って変わり、茶商が新茶商戦の準備を整える前に多くの新茶が出回り、昨年と同じ轍を踏まないように売り出しを八十八夜辺りに遅らせたことで初取引後も買手の関心は薄く、希少価値のある稀物を除き、生産時期がただ速いだけの物は生産量も膨らみ、時期が早いことも手伝い、売り切れないものは値を崩し1日で2,000~3,000円以上値を下げるものもありました。
 西部早場所は1,400円を切った頃からドリンク原料の需要の為か、相場は一旦落ち着きましたが、大手茶商が買いを控えた4月下旬からは深蒸しを中心に下げ止まらず、一気に1,000円前後まで落ち込みました。
 中山間地では連休半ばには生産を終了する工場があり、減産ムードから1,500円近辺で下げ止まりを見せましたが、奥山間地が盛期に入った連休明けには茶商の満腹感から相場は一段と下がりました。
 弊社の取扱数量は東西部地区の生産が増えた為、前年比約20%増となりましたが、単価安をカバーするまでとはならず取扱金額では約10%弱の減となりました。
 本年一番茶の平均単価は2,000円を大きく下回り、価格形成の上では1,500円以下の比率が高く、ドリンク原料が大きなウェイトを占めるようになりました。
 昨年の一番茶は1,000円台で下げ止まりましたが、本年は900円台が東部地区を中心に多く見受けられ、ほとんどがドリンク原料となったようで、ドリンク業者は昨年より多くの仕入れをしたようです。二番茶のスタート価格に注目するところです。
各地の高値・安値(単位:円)

県内

  高値〜安値

県外

  高値〜安値